ロボットベース

レオンアルミの親会社であるレオン自動機は、将来の食品生産ラインに産業用ロボットを導入するため、主に粘着性のある食品（饅頭やクッキーの生地）を掴めるハンドの開発を行っていました。
しかし、その際にロボットのベース部分は都度設計・製作しなければならず、市販品が存在しないという課題がありました。
これに着目し、レオンアルミでは鋳物製のロボットベースの開発を開始しました。

試行錯誤の末に完成した鋳物製ロボットベースは、塗装が不要であり、ロボットの振動を効果的に抑制することが後に実証されました。
この結果、『超モノづくり部品大賞』で奨励賞を受賞し、商品としての価値が高く評価されました。

近年、食品・医薬品・化粧品などの業界では、異物混入によるクレームを避けるために、生産設備の塗装部品が敬遠され、ステンレス製品が主流となっています。
しかし、これによりロボットベースも高価なステンレス製パーツを使用せざるを得ない状況になっています。

レオンアルミ製のオリジナルロボットベースは、このような問題を解決し、さらに振動抑制などの付加価値を持つ「カタログ商品」として提供しています。

今後も市場開拓に力を入れ、お客様に喜ばれる製品作りに邁進してまいります。